法医学医
ほういがくい
業界・職種
分類
- 大分類 : 医療・看護・保健の職業
- 中分類 : 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
- 小分類 : 医師
概要
司法機関において死因究明や鑑定を行う医師。
詳細説明
法医学医は、死因究明や傷害の原因・経過を解明するため、死体解剖、検視、組織学的・毒物学的分析を行い、司法機関に医学的鑑定を提供する医師です。法的証言として鑑定書を作成し、裁判所で専門家証言を行うこともあります。大学や公的研究所、警察医務室などに所属し、警察や検察と連携して犯罪捜査や災害時の身元確認などに携わります。
将来性
高齢化や犯罪捜査の高度化に伴い専門法医学医の需要は安定的に推移し、AIなど新技術との連携による診断精度向上が期待される。
性格特性
冷静沈着である / 好奇心や探究心がある / 慎重である / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
医学部卒業 → 臨床研修(研修医) → 法医学専攻医 → 法医学専門医認定 → 大学教員・研究者
必須スキル
推奨スキル
法廷対応スキル / 法規制の基礎知識 / 犯罪現場調査 / 病理学
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 複雑な医学的所見を法的文脈で論理的に解釈する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 微細な病理所見を見逃さず正確に記録する必要があるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新興の毒物や最新の病理手法など継続的な学習が必要なため。 |
| 問題解決力 | 原因不明の事例について科学的に解明する能力が求められるため。 |
| ストレス耐性 | 死体解剖や法廷証言など心理的負荷の高い業務に耐える必要があるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 既存の手順に基づいて調査を行うため創造性の要求度は低い。 |
関連資格
- 医師免許(医師国家試験合格)
- 日本法医学会専門医
関連職業
- 病理医
- 臨床医
- 解剖医