漁網熱処理工
ぎょもうねつしょりこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(金属製品・食料品等を除く)
- 小分類 : 紡織製品・衣服・繊維製品製造工
概要
漁網の製造工程において、編まれた漁網に対して加熱・乾燥などの熱処理を施し、強度や耐久性、形状を安定させる専門職。
詳細説明
漁網熱処理工は、漁網用に編まれた繊維製品を炉や乾燥機で加熱・乾燥させることで、網目を固定し、耐久性や耐候性を向上させる職種です。作業は機械操作が中心で、温度センサーやタイマーを使った管理のほか、処理後の品質検査(寸法確認や目視検査)を行います。重い漁網を扱うため体力が必要で、温度管理や工程管理の正確さが品質に直結します。安全衛生管理や機械の日常点検・簡易メンテナンスも担当し、作業場の清掃や整理整頓も重要です。
将来性
漁業資材の安定需要に伴い継続的な需要が見込まれるが、自動化機器導入により省力化が進む可能性がある。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
作業員(初級) → 主任・リーダー → 工場管理者
必須スキル
推奨スキル
コミュニケーションスキル(工場内) / フォークリフト運転 / 基本的なメンテナンス / 衛生管理知識
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 規定の工程に従って作業するため、創造性はあまり必要としない。 |
| 数理・定量分析力 | 温度や時間は計器で設定するため、複雑な計算は少ない。 |
関連職業
- 紡績工
- 編組工
- 織機工