漁場調査員

ぎょじょうちょうさいいん

業界・職種

農林水産・環境

分類

概要

海洋調査船などを利用して漁場の魚種・資源量や海洋環境を調査し、持続可能な漁業管理に資するデータを収集・分析する技術職。

詳細説明

漁場調査員は、漁業資源の持続的利用を目的に、調査船で海洋へ出て魚群探知機や仮網・底引網などの採集装置を用い、魚種構成・資源量の推定、水質・プランクトン調査などを行う。得られたデータをまとめ、漁業管理機関や研究機関へ報告し、漁獲量の調整や保全策の検討に貢献する。調査計画の立案から船上での試料採取、実験室での計測・解析まで幅広い業務を担当する。

将来性

持続可能な漁業管理や海洋環境保全の重要性が高まり、漁場調査の需要は安定的に推移。気候変動調査やAI・遠隔センシング技術の導入が進み、専門性の高い人材が求められる。

性格特性

協調性がある / 好奇心や探究心がある / 忍耐力がある / 慎重で正確である

労働スタイル

フィールド調査 / ラボ勤務 / 報告書作成 / 季節変動勤務

キャリアパス

技術補助員(ジュニア) → 漁場調査員(フィールド) → 主任研究員 → 水産研究責任者 → コンサルタント・政策立案支援

必須スキル

GPS操作 / データ管理 / 水質分析 / 海洋試料採取 / 魚群探知機操作

推奨スキル

GIS空間解析 / リモートセンシング / 海洋環境モデリング / 統計ソフト

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
変化への適応力 海上環境の変化に柔軟に対応する必要があるため。
分析・論理的思考力 データ解析と資源評価における論理的思考が必須。
注意力・正確性 試料採取やデータ記録の正確性が成果に直結するため。
数理・定量分析力 資源量推定や統計処理などで定量分析力が必須。
体力・持続力 船上での試料採取や装備運搬など体力が求められる。
計画・組織能力 調査航海の計画立案と日程管理が重要。
問題解決力 船上での機材トラブルや悪天候時の対応力が求められる。
ストレス耐性 長時間の海上調査や荒天時の作業に耐える必要があるため。
協調性・チームワーク 船上クルーと連携して調査を遂行する。

関連資格

  • 小型船舶操縦士

関連職業

  • フィールドワーカー
  • 水産研究者
  • 海洋生物学者
  • 漁業技術者

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