魚見

うおみ

業界・職種

農林水産・環境

分類

概要

魚見は、海上で目視により魚群や海鳥の動きを観察し、漁場を判断する漁業の専門職。

詳細説明

魚見は、漁船の上や海岸から双眼鏡や肉眼で魚群を探し、その位置や移動方向、密度を読み取る。海鳥の飛翔パターンや水色の変化、波のさざめきなどを手掛かりにし、船の操業場所を決めるための情報を船長や漁労員に伝達する。変化する気象条件や潮流を考慮しつつ、長時間にわたり集中して観察を続ける必要がある。近年は魚群探知ソナーやドローンの活用が進むが、経験に基づく直感的な観察技術は小規模漁業で重宝されている。

将来性

ドローンや魚群探知機など技術の発展により魚群観察は自動化が進むが、沿岸小規模漁業では経験に基づく魚見のニーズは残ると予測される。

性格特性

忍耐力がある / 観察力が鋭い / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / 屋外作業 / 船上勤務 / 長期航海

キャリアパス

魚見(見習い) → 魚見員 → 漁労員 → 漁船乗組員 → 漁業技術者

必須スキル

海洋知識 / 無線通信 / 観察機器操作 / 魚群観察技術

推奨スキル

天候判断 / 海象予測 / 魚群探知機操作

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
変化への適応力 海況や天候の変化に迅速に対応する適応力が求められるため。
注意力・正確性 海面の微細な変化を見逃さない注意力が必要なため。
体力・持続力 長時間の立ち仕事や揺れる船上での体力が必要なため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 創造的発想は主業務で求められないため。
数理・定量分析力 複雑な数理分析を行うことは少ないため。

関連資格

  • 小型船舶操縦士免許

関連職業

  • 漁労員
  • 漁場調査員
  • 漁師
  • 魚群探査員

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