消防吏員(主に管理的な職業に従事するもの)
しょうぼうりいん
業界・職種
分類
概要
消防本部において、消防活動の計画立案や指揮・監督、訓練、人員・予算管理などの管理的業務を行う公務職。
詳細説明
消防吏員(管理的職)は、消防本部や消防署に所属し、火災や災害発生時の指揮統制、消防隊員の訓練・評価、防災計画の策定・更新、予算や人員配置の管理、関係機関との連携調整などを行います。現場での消火活動や救助活動に従事する隊員を統括し、効率的かつ安全な消防活動を維持する役割を担います。また、地域住民への防災教育や訓練の企画・実施、法令改正への対応も重要な業務です。
将来性
自然災害の増加や社会の多様化に伴い、予防・計画・マネジメント能力を持つ消防吏員の需要は安定的に高い。ICTやAIを活用したリスク管理システムの導入で専門性がさらに求められる。
性格特性
リーダーシップがある / 冷静沈着である / 協調性がある / 責任感が強い / 迅速な状況判断ができる
労働スタイル
キャリアパス
消防士(現場隊員) → 副隊長・班長 → 消防司令 → 消防司令長 → 消防本部管理職(課長補佐・課長) → 消防長
必須スキル
推奨スキル
GIS(リスク分析) / コミュニケーションスキル(英語) / 消防設備士 / 防災士資格
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 変化する災害状況や法令改正に迅速に対応する必要があるため。 |
| コミュニケーション力 | 多様な関係者と効果的に情報共有・調整する必要があるため。 |
| 主体性・リーダーシップ | 部下を統率し、現場指揮を執るリーダーシップが必要なため。 |
| 計画・組織能力 | 消防体制や訓練計画、予算管理などを的確に立案する必要があるため。 |
| 問題解決力 | 突発的な災害対応で臨機応変な解決策が求められるため。 |
| ストレス耐性 | 人命救助や危険な状況で冷静に対処する必要があるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークと指揮管理が中心で、過度な体力は要求されないため。 |
関連資格
- 地方公務員採用試験(消防職)
- 普通自動車運転免許
関連職業
- 危機管理コンサルタント
- 救急救命士
- 消防士
- 防災士