美術部員（映画制作）
びじゅつぶいん（えいがせいさく）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 生産関連の職業（塗装・製図を含む）
- 小分類 : 画工、看板制作工
概要
映画制作における美術部員は、監督や美術監督の指示のもとでセットや小道具の制作・設置・塗装など、美術的演出を担うスタッフ。
詳細説明
美術部員（映画制作）は、撮影現場で使用するセットや小道具の組立・塗装・装飾を担当します。図面やコンセプトアートをもとに素材を加工し、木工・金属加工や塗装技術を駆使してリアルな空間を作り上げます。美術監督や他部署と連携しながら、撮影スケジュールやロケーションの制約に対応し、演出意図を具現化します。
将来性
動画配信サービスや映像コンテンツの多様化に伴い、美術部員の需要は安定的に推移する。特にVFXや3DCGを含むクロスメディア制作に対応できる人材は高く評価されるでしょう。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
美術部アシスタント → アートディレクター助手 → 美術監督 → プロダクションデザイナー
必須スキル
推奨スキル
3DCADモデリング / コミュニケーションスキル（英語） / 美術史の知識 / 造形材料
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 撮影状況やスケジュールの変更に迅速に対応する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 細部の質感や時代考証の正確さが求められるため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 演出意図を視覚的に具現化する創造性が必須。 |
| 体力・持続力 | 重い資材の運搬や塗装作業など体力が必要なため。 |
| 協調性・チームワーク | 多職種と連携して作業を進めるため。 |
別名
- 映画美術スタッフ
- 美術スタッフ（映画）
関連職業
- セットデザイナー
- 大道具スタッフ
- 小道具スタッフ
- 美術監督