発酵乳製造工
はっこうにゅうせいぞうこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(食料品等)
- 小分類 : 他の食料品製造・加工処理工
概要
牛乳を原料に乳酸菌を添加し、温度や時間を厳密に管理してヨーグルトなどの発酵乳製品を製造する職種。
詳細説明
発酵乳製造工は、原料の牛乳受入れ後に品質検査を行い、パスチャライズ(加熱殺菌)やホモジナイズ(均質化)、冷却を経て乳酸菌を接種し、発酵工程を管理する。発酵温度、pH、酸度を測定し、製品規格を維持する。発酵後は攪拌や熟成を行い、所定の包装ラインで充填・包装し、出荷準備を進める。生産設備のCIP洗浄や日常点検、GMP・HACCPに基づく衛生管理を徹底し、作業記録を作成・管理する。不良発生時には原因分析や改善提案も担当する。
将来性
健康志向の高まりで発酵乳製品の需要は安定的に推移。IoTや自動化技術の導入で効率化が進む一方、食品安全と品質管理の重要性はさらに高まる見込み。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
製造オペレーター → リーダー・主任 → 生産管理職・工場長補佐 → 工場長 → 品質管理責任者
必須スキル
CIP洗浄 / 温度pH酸度測定 / 衛生管理(GMP、HACCP) / 製造装置操作保守 / 記録帳票管理
推奨スキル
チームマネジメント / 品質管理手法(QC七つ道具) / 微生物学基礎知識 / 機械保守
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | レシピが基本に従うため発想力より手順遵守が重要。 |
| 主体性・リーダーシップ | 製造手順が定められており、自主的判断は少ない。 |
関連資格
- 乳製品製造技能士
- 食品衛生責任者
別名
- ヨーグルト製造工
- 発酵乳製造オペレーター
関連職業
- チーズ製造工
- バター製造工
- 食品製造工