絵付線引き工（陶磁器製造）
えつけせんびきこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 窯業・土石製品製造工
概要
磁器や陶器の表面に絵付けや線描装飾を行い、製品に美観と価値を与える職人。
詳細説明
絵付線引き工（陶磁器製造）は、形成・焼成された陶磁器素地の表面に、釉薬や顔料を用いて細線や模様を描画する専門職です。伝統的な染付や色絵、金彩など多様な技法を駆使し、図案に基づいて筆や竹串、口金付きチューブなどの細線具で装飾を施します。作業は多くの場合ワークショップや工場内で行われ、温度や湿度管理された環境下で正確な線幅や彩色を維持しなければなりません。装飾後は乾燥工程を経て窯で焼成され、製品の完成へと繋がります。高度な手先の器用さと美的感覚、色彩感覚が求められ、品質管理や工程改善にも携わる場合があります。
将来性
熟練技術者の減少により人材不足が課題だが、高級食器や伝統工芸品分野での需要は安定的に推移すると見込まれる。
性格特性
忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 美的感覚に優れている / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
見習工 → 絵付線引き工 → シニア絵付工 → 主任絵付工 → 工房長
必須スキル
筆使い（細線描画） / 素材知識 / 色調調整 / 釉薬と顔料の特性理解
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 細かな線や模様を正確に描く精密さが不可欠なため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 装飾デザインや配色で創造性が求められるため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 複雑な数理解析はほとんど必要ないため。 |
別名
- 陶磁器絵付け工
関連職業
- 窯入れ工
- 製陶成形工
- 釉薬掛け工