エスカレータ装置設計技術者
えすかれーたそうちせっけいぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
概要
エスカレータの機構部品や制御システムを設計し、安全性・耐久性を確保する技術職。建築設備としての各種基準や規格に適合するよう機械要素の構造設計、解析、図面作成、試験評価を行う。
詳細説明
エスカレータ装置設計技術者は、乗客の輸送を担うエスカレータに必要な機構要素(ステップ、チェーン、駆動系、ガイドレールなど)と制御システムの設計を行う職種です。CADでの図面作成、FEMによる強度・荷重解析、モーターやセンサー制御の仕様策定、JISや建築設備基準法に基づく安全検証、試験評価、製造部門や現場施工と連携した改良・トラブルシュートを担当します。高い正確性と堅牢性が求められるほか、現地調査や立ち合い業務、メンテナンスマニュアル作成なども含まれます。
将来性
高齢化社会や都市開発に伴いエスカレータ需要は安定的に推移。IoTや省エネルギー化、スマート制御技術の導入が進み、設計技術者には電気制御と機械設計を融合させた高度化が求められる。
性格特性
協調性がある / 好奇心や探究心がある / 慎重である / 責任感が強い
労働スタイル
オフィスワーク / プロジェクトチーム制 / 出張 / 顧客折衝
キャリアパス
機械設計補助 → 機械設計技術者 → プロジェクトリーダー → 設計部マネージャー → 技術本部長
必須スキル
3DCAD操作 / 制御システム基礎知識 / 構造解析 / 機械要素設計 / 製図(JIS規格)
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークで体力負荷が少ないため。 |
関連資格
- CAD利用技術者試験(2級以上)
- 機械設計技術者試験
別名
- エスカレーター装置設計技術者
- エスカレータ設計技術者
関連職業
- エレベーター設計技術者
- 機械設計技術者
- 設備設計技術者