エンジン設計技術者

えんじんせっけいぎじゅつしゃ

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

自動車や航空機、発電設備などに用いられるエンジンの構造・性能を設計・解析・改善する技術職。

詳細説明

エンジン設計技術者は、製品要求や環境規制に応じてエンジンの基本構造、燃焼室形状、冷却・潤滑系統などを設計し、CADやCAEを用いて性能解析や耐久性評価を行います。開発プロジェクトでは試作エンジンの実験データを基に設計を最適化し、製造部門や制御ソフトウェア開発チームとも連携して量産化を推進します。近年は電動化やハイブリッドシステムの開発にも携わることが増えています。

将来性

環境規制強化や電動化の進展に伴い、CO2排出削減用の高効率エンジンやハイブリッド/電動ドライブユニット設計へのシフトが加速し、多能工化やCAE・制御領域の技術習得が求められる。

性格特性

好奇心や探究心がある / 細部に注意を払うことができる / 論理的思考が得意

労働スタイル

フレックスタイム / プロジェクト型 / 研究開発 / 試作対応

キャリアパス

アシスタントエンジニア → エンジン設計技術者 → シニアエンジニア → チームリーダー → 開発マネージャ

必須スキル

3DCAD / エンジン性能計算 / 有限要素法解析 / 材料力学 / 熱力学および流体力学の基礎知識 / 製図公差設計

推奨スキル

CFD解析 / エンジン制御 / プログラミング(MATLAB、Python) / 英語技術文書読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 複雑な熱流体現象を理解し設計条件に落とし込む必要があるため。
注意力・正確性 設計寸法や公差の誤差が性能や安全性に直結するため。
数理・定量分析力 熱力学・流体力学の数理解析で高い定量分析が求められるため。
問題解決力 試験での不具合原因を特定し設計改善する能力が必須。

適性(苦手でも可)

項目 説明
体力・持続力 主にデスクワークで室内作業中心のため。

関連資格

  • CAD利用技術者試験
  • 機械設計技術者試験(2級)

別名

  • エンジン開発技術者
  • パワートレイン設計技術者

関連職業

  • CAEエンジニア
  • パワートレイン開発技術者
  • 機械設計技術者

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