電子顕微鏡組立工

でんしけんびきょうくみたてこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

電子顕微鏡の部品を組み立て、調整・検査する職業。精密な光学・電子・真空技術を用いる。

詳細説明

電子顕微鏡組立工は、レンズ、電子銃、真空チャンバーなどの部品を高精度に組み付け、アライメントや調整、動作試験を行う。クリーンルームや安全対策の整った環境で作業し、微細な誤差が性能に影響するため、厳格な品質管理が求められる。また、図面や仕様書に基づき、はんだ付けや機械的固定、真空シール試験などを実施し、完成後の校正・動作検査を通じて出荷基準を満たす。最新モデルの導入や微細加工技術の進展に対応しながら、効率的な組立工程の改善・標準化にも携わる。

将来性

半導体・材料研究やライフサイエンス分野の発展で需要は安定的。高精度機器の組み立て技術者のニーズが続く。自動化やロボット導入が進むが熟練技術者は依然重視される。

性格特性

几帳面である / 忍耐力がある / 集中力が高い

労働スタイル

クリーンルーム / 工場勤務 / 日勤

キャリアパス

ジュニア組立技術者 → シニア組立技術者 → 検査・品質管理エンジニア → 装置メンテナンスエンジニア → 生産技術エンジニア

必須スキル

はんだ付け / クリーンルーム作業 / 光学系アライメント / 真空システム知識 / 精密機器の組立調整 / 計測機器操作

推奨スキル

CAD / データ解析 / 英語技術文書読解 / 電子回路基礎

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細な部品の配置・調整で高精度を要するため。
問題解決力 組み立て不良や動作不具合の原因究明が必要なため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 手順や仕様に従う作業が中心で新規発想は少ないため。
体力・持続力 主に座っての精密作業で重量物を扱わないため。

関連資格

  • はんだごて技能検定

別名

  • EM組立工
  • 電子顕微鏡組み立て技術者

関連職業

  • 光学機器組立工
  • 半導体製造装置組立工
  • 電子顕微鏡検査技術者

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