電気音響装置設計技術者
でんきおんきょうそうちせっけいぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 開発技術者
- 小分類 : 電気・電子・電気通信開発技術者(通信ネットワークを除く)
概要
音響装置の電気回路やシステムを設計・試作・評価し、高品質なオーディオ機器開発を担う技術職。
詳細説明
電気音響装置設計技術者は、スピーカーやアンプ、マイクロフォンなどのオーディオ機器を対象に電気回路と信号処理システムの設計・シミュレーション・試作を担当します。仕様策定から部品選定、回路図作成、EDA/CADを用いた設計、プロトタイプの構築、スペクトラム解析や評価測定による動作検証、ノイズ対策やEMC試験の実施などを行い、製品化に向けた品質・コスト・納期管理も担います。機械設計やソフトウェア開発、外部ベンダーとの協業も多く、チームでの連携が求められます。
将来性
IoT機器や自動車・AR/VR市場など高品質音響システムの需要が拡大しており、スマートスピーカーやウェアラブル機器の開発加速に伴い電気音響装置設計技術者の採用は増加傾向です。AI音声インターフェースや空間オーディオ技術の進展により専門性の高い人材が一層求められます。
性格特性
几帳面である / 好奇心や探究心がある / 論理的思考がある
労働スタイル
キャリアパス
ジュニアエンジニア → 電気設計技術者 → システム設計エンジニア → テクニカルリーダー → プロジェクトマネージャ → 技術部門マネージャ
必須スキル
CAD/EDAツール / オシロスコープ・スペクトラムアナライザ操作 / プログラミング / 信号処理 / 回路設計
推奨スキル
EMC設計 / プロジェクト管理 / 振動解析 / 英語ドキュメント読解 / 音響測定
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 複雑な回路やシステム仕様を論理的に設計する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 音質や性能向上のため微細な回路差異も見逃せないため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新技術や新素材の習得が必要であるため。 |
| 問題解決力 | 設計上の課題やノイズ対策など多岐にわたる問題解決が求められるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークで体力負荷が少ない。 |
関連資格
- 第一級陸上特殊無線技士
- 電気主任技術者(第一種~三種)
- 電気工事士
別名
- オーディオ装置設計技術者
- サウンドシステムエンジニア
- 音響機器設計技術者
関連職業
- サウンドエンジニア
- ハードウェア設計技術者
- 電子機器設計技術者
- 音響エンジニア