金型設計士

かながたせっけいし

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

プラスチック成形や金属加工に用いる金型の構造設計や流路・冷却系の設計を行う技術職。CADやCAEを用いて高品質・高生産性を実現する金型を開発する。

詳細説明

金型設計士は、製品の成形や加工に用いる金型(プラスチック射出成形金型やプレス金型など)の設計を担当する技術職です。3次元CADで金型構造や流路設計、冷却系統を設計し、CAEによる流動解析や熱解析を行って最適化します。また、図面作成や部品リストの作成を通じて、製造部門や外注先と連携しながら高精度で量産性の高い金型を開発・改良します。

将来性

国内外での高性能部品の需要や金型の高精度化、AI/IoTを活用したスマートモールド技術の発展により、専門性の高い金型設計士の需要は依然として高い。3Dプリントなど新技術の習得も市場価値向上につながる。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 忍耐力がある / 論理的思考が得意

労働スタイル

オフィスワーク / フレックス / 一部リモート可 / 自社開発メーカー / 設計受託

キャリアパス

ジュニア設計者 → シニア金型設計士 → チームリーダー → 金型設計マネージャ → 技術部部長

必須スキル

2次元CAD / 3DCAD / 材料力学及び熱伝導 / 流動解析 / 金型設計

推奨スキル

CAE(熱構造解析) / プラスチック成形 / プロジェクトマネジメントスキル / 英語技術文書読解力 / 金属加工

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 CAE解析や冷却計算など論理的・数理的な思考が求められるため。
注意力・正確性 微小な設計ミスが量産不良につながるため。
数理・定量分析力 寸法公差や流動解析など定量的計算が重要なため。
問題解決力 解析結果に基づく設計改善やトラブルシューティングで必須。

適性(苦手でも可)

項目 説明
体力・持続力 主にデスクワークのため体力負荷は比較的低い。

関連資格

  • 3次元CAD利用技術者試験
  • CAD利用技術者試験
  • プラスチック成形技能士
  • 機械設計技術者試験

別名

  • モールド設計技術者
  • 金型デザイナー

関連職業

  • CADオペレーター
  • 機械設計技術者
  • 製造技術者
  • 金型製造技術者

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