設計トレーサー（製図工：建物・土木施設）
せっけいトレーサー（せいずこう：たてもの・どぼくしせつ）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 生産関連の職業（塗装・製図を含む）
- 小分類 : 製図工（建物・土木施設を除く）
概要
建築物や土木施設の設計図面をもとに、トレーシングペーパーやドラフティングマシン、CADソフトを用いて図面を複写・修正する技術職。
詳細説明
設計トレーサーは、建築物や土木施設の設計図面を原図として、トレーシングペーパーやドラフティングマシン、製図用具を用いて図面を複写・修正する専門職です。近年ではCADソフトを併用し、図面のデジタル化やBIM（Building Information Modeling）による3Dモデリングにも対応します。ミスのない正確な作業と、設計者や施工管理者との連携が求められます。
将来性
建築・土木分野の設計業務のデジタル化が進む中、CAD操作やBIM対応スキルを持つ設計トレーサーの需要は安定しています。今後はAIや自動化ツールの導入により製図業務の効率化が進むため、専門スキルの高度化と資格取得が市場価値を高める鍵となります。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ジュニア設計トレーサー → シニア設計トレーサー → 製図チームリーダー → CADオペレーター → BIMモデラー → 設計技術者
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 図面の正確な複写・修正にミスが許されないため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 既存の図面を忠実に再現するため、独自のアイデアはほとんど必要ない。 |
| 主体性・リーダーシップ | 上司や設計者の指示に従い作業を行うため、リーダーシップが求められる場面は少ない。 |
| 体力・持続力 | 主に座ってのデスクワークのため、重労働は少ない。 |
関連資格
- CAD利用技術者試験
- 技能検定 製図（2級・3級）
別名
- トレーサー
- 図面トレーサー
- 製図トレーサー
関連職業
- CADオペレーター
- 土木施工管理技士
- 建築設計技術者
- 製図技術者