歯科技工所長（歯科医師）
しがいぎこうしょちょう（しかいし）
業界・職種
分類
- 大分類 : 医療・看護・保健の職業
- 中分類 : 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
- 小分類 : 歯科医師
概要
歯科技工所の運営管理を行い、高品質な歯科補綴物や矯正装置の製作を統括する歯科医師。
詳細説明
歯科技工所長（歯科医師）は、歯科技工所の運営全体を統括し、補綴物や矯正装置の設計・製作プロセスの品質管理を担います。技工士やスタッフの教育・指導、予算管理、材料調達、安全衛生管理、CAD/CAMなど最新技術の導入を推進します。また、歯科医院や患者との連携窓口として臨床ニーズを把握し、臨床現場に適した技工物の提供を行います。法令遵守や院内感染対策にも責任を持ち、優れた精度と効率的なラボ運営を実現します。
将来性
超高齢社会の進展に伴い補綴物需要が増加。デジタル技工の普及でCAD/CAM技術の重要性が高まり、専門性の高い技工所長の需要は安定的に推移すると見込まれる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
歯科大学卒業・歯科医師免許取得 → 歯科医院勤務 → 歯科技工所での実務経験 → 主任技工士 → 技工所長 → 独立開業
必須スキル
CAD/CAM操作 / スタッフマネジメント / ラボ運営管理 / 品質管理・精度検査 / 歯科技工物設計・製作技術 / 滅菌手法
推奨スキル
ITリテラシー（在庫管理システム） / コミュニケーションスキル（マネジメント） / 材料工学（セラミックス） / 英語文献読解 / 財務予算管理
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | ミクロン単位の精度が必要な作業が多く、誤差が許されないため。 |
| コミュニケーション力 | 技工士や歯科医師、患者との調整や指示が必要なため。 |
| 主体性・リーダーシップ | 技工所の改善提案やリーダーシップが必要なため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新素材やCAD/CAM技術など最新技術の習得が求められるため。 |
| 計画・組織能力 | 技工所の運営・スケジュール管理や在庫管理が求められるため。 |
関連資格
- 歯科医師免許
別名
- 歯科技工室長
- 歯科技工所マネージャー
関連職業
- 歯科医師
- 歯科技工士
- 歯科衛生士