細胞検査士

さいぼうけんさし

業界・職種

医療・福祉

分類

概要

ヒトの細胞を顕微鏡で観察し、がんや感染症などの異常を検出する医療技術職。

詳細説明

細胞検査士は、病理学的検査の一種である細胞診を専門とし、採取された細胞を標本化・染色し、顕微鏡で観察することでがんや炎症などの病変を検出します。主に婦人科領域の子宮頸がん検診や胸水・腹水などの細胞検査を行い、病理医と連携して診断報告を作成します。精密な標本作製と染色技術、細胞形態に関する深い知識、および顕微鏡操作の高い技術が求められます。

将来性

高齢化社会の進展に伴いがん検診需要は安定的に増加。AIによる画像診断支援技術の導入が進む中でも、専門家による最終確認の重要性は高い。

性格特性

几帳面である / 忍耐力がある / 責任感が強い / 集中力が高い

労働スタイル

シフト / 日勤 / 民間検査機関勤務 / 病院勤務 / 研究所勤務

キャリアパス

臨床検査技師 → 細胞検査士 → シニア細胞検査士 → 検査室管理者 → 技師長

必須スキル

Papanicolaou染色 / 品質管理 / 細胞形態診断 / 細胞標本作製 / 顕微鏡操作

推奨スキル

デジタル病理学 / 免疫細胞化学 / 分子診断法 / 英語文献読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 細胞形態の微細な異常を識別する論理的思考が必要。
注意力・正確性 微細な細胞変化を見逃さない高い注意力が不可欠。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 定型的な手順を厳密に守る作業が多い。
体力・持続力 主に座位での顕微鏡観察作業が中心。

関連資格

  • 日本臨床細胞学会認定細胞検査士
  • 臨床検査技師

関連職業

  • 病理検査技師
  • 細菌検査技師
  • 臨床検査技師

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