税関監視官
ぜいかんかんしかん
業界・職種
分類
概要
港湾や空港などで輸出入貨物や旅客・手荷物を検査し、不正輸出入の取締りと関税・消費税の適正徴収を行う公務員。
詳細説明
税関監視官は、税関に所属し不正輸出入の監視・取締りを担当する専門職です。港湾、空港などで貨物や旅客・手荷物の検査を行い、麻薬・武器・偽ブランド品などの密輸を阻止するとともに、関税・消費税などの適正な徴収を行います。リスク分析やインテリジェンス情報を活用して立入検査や面接調査を実施し、違反者に対して法令に基づく行政処分を行います。国際貿易の円滑化と国民生活・産業の保護を両立させる役割を担います。
将来性
国際取引や電子商取引の拡大に伴い不正取引手法は高度化しており、監視・検査手法の高度化やデジタル技術活用のニーズが高まっています。人員需要は安定的で、AIやビッグデータによる業務効率化が今後のカギとなります。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
入省後研修 → 一般税関職(試験合格後配属) → 監視官任用 → 主任監視官 → 課長補佐・課長 → 地方税関長 → 本省勤務(専門官)
必須スキル
推奨スキル
データ管理システム操作 / 交渉スキル / 危険物取扱者資格 / 犯罪捜査 / 第二外国語スキル
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 規定手順に基づく業務が中心で創造性は比較的求められない。 |
関連資格
- 国家公務員採用総合職試験(法律区分)
- 財務専門官試験
関連職業
- 入国警備官
- 検疫官
- 海上保安官
- 税関職員
- 警察官