裁判所書記官
さいばんしょしょきかん
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : 法務の職業
- 小分類 : その他の法務の職業
概要
裁判所書記官は裁判所に勤務し、裁判手続に関する書類の作成や管理、裁判の準備・運営をサポートする公務職。
詳細説明
裁判所書記官は、裁判官の指示の下、裁判手続きに必要な書類の作成・整理・保管を行うほか、期日調整や裁判記録の管理、証拠資料の収集・管理、法的調査など裁判運営の実務を幅広く担当します。また、裁判所システムへの入力や関係者との連絡調整を行い、円滑な裁判進行を支えます。近年では電子裁判制度への対応やオンライン手続の導入など、ITスキルも求められています。
将来性
裁判所事務の安定需要が見込まれる一方、電子化やAIを活用した業務効率化が進展し、ITスキルの重要性が高まる。将来的にはオンライン手続に対応できる人材が求められる。
性格特性
労働スタイル
フルタイム / ワークライフバランス / 定型勤務 / 裁判所勤務 / 転勤あり
キャリアパス
副書記官(初任) → 書記官(経験者) → 上席書記官 → 事務局長クラス → 他省庁・地方自治体への異動
必須スキル
推奨スキル
ITスキル(裁判支援システム) / 外国語 / 法令判例検索 / 法律用語の理解
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 裁判手続や法律文書の内容を正確に理解し構造化する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 書類の誤りが裁判に大きな影響を与えるため。 |
| コミュニケーション力 | 裁判官や当事者、関係機関との連絡調整が不可欠なため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 法改正や判例を継続的に学ぶ必要があるため。 |
| 計画・組織能力 | 裁判期日や資料管理などの計画・整理が重要であるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的な文書作成や手続運用が中心で創造性はそれほど求められない。 |
| 体力・持続力 | 主に机上作業のため体力的負荷は少ない。 |
関連資格
- 裁判所職員採用試験 合格
関連職業
- 司法書士
- 弁護士
- 裁判所事務官