コンプライアンスオフィサー(法令遵守責任者)

こんぷらいあんすおふぃさー(ほうれいじゅんしゅせきにんしゃ)

業界・職種

公務・法律・行政

分類

概要

企業や組織が法令や社内規程を遵守するための体制構築・運用・監視を行う専門職。

詳細説明

コンプライアンスオフィサーは、企業において法令および社内規程の遵守体制を構築・運用し、リスクの評価や是正措置を実施する専門職です。社内規程・マニュアルの策定、内部通報制度の運用、違反事例の調査・分析、従業員向け研修や啓発活動の企画・実施、経営層への報告・改善提案などを通じて、企業倫理と法令遵守を推進します。近年はグローバル規制やデータ保護規制への対応、サステナビリティの観点など業務範囲が拡大しており、他部門や外部専門家との連携も重要です。

将来性

法規制の複雑化・国際化が進む中、企業のコンプライアンス需要は増加傾向にあります。AIやデータ分析を活用したリスクアセスメントやモニタリングの自動化、サステナビリティ対応など、新たな領域への専門性が一層求められるでしょう。

性格特性

コミュニケーション能力に優れている / 倫理観が高い / 慎重で綿密である / 責任感が強い

労働スタイル

オフィス勤務 / ハイブリッド / フレックスタイム / リモート / 横断プロジェクト

キャリアパス

法務部門スタッフ → コンプライアンスオフィサー → シニアコンプライアンスオフィサー → コンプライアンス部門マネージャー → CPO(Chief Compliance Officer)

必須スキル

プレゼンテーション資料作成 / リスクアセスメント / 内部監査 / 法令調査・解釈 / 研修企画・実施

推奨スキル

データ分析 / プロジェクト管理 / 英語ドキュメント読解 / 調整交渉

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 複雑な法規制やリスク要因を分析する能力が求められるため。
注意力・正確性 法令や規程の細部まで正確に把握し、遵守状況を確認する必要があるため。
コミュニケーション力 経営層や社員への説明、研修、報告書作成で必要なため。
専門知識習得・学習意欲 法改正やガイドラインの変化に迅速に対応し知識を更新する必要があるため。
問題解決力 違反リスクの特定と対策立案において問題解決力が不可欠なため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
体力・持続力 主にデスクワークのため体力を多く要しない。

関連資格

  • ビジネス実務法務検定(中級以上)
  • 公認不正検査士(CFE)

別名

  • CCO
  • Chief Compliance Officer
  • コンプライアンス責任者
  • 法令遵守担当者

関連職業

  • リスクマネジメント担当者
  • 内部監査人
  • 法務担当者

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