炭酸ガスアーク溶接工
たんさんガスアークようせつこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品）
- 小分類 : 金属溶接・溶断工
概要
炭酸ガス（CO2）をシールドガスとして用い、半自動アーク溶接機で金属部材を接合する職種。
詳細説明
炭酸ガスアーク溶接工は、CO2ガスを保護ガス（シールドガス）として用い、半自動アーク溶接機により鋼などの金属部材を溶融・接合する技術者です。自動車部品、建築構造材、配管などの製造現場で用いられ、溶接条件（電流・電圧・ワイヤ送り速度）を適切に設定し、均一なビードを形成します。溶接ビードの検査や後処理（研磨・塗装下地処理）も行い、品質管理や安全管理が求められます。
将来性
製造現場の自動化・ロボット溶接装置の導入が進む一方、複雑形状部品の手作業溶接やメンテナンス業務では熟練工の需要が続く。多様な溶接方式を習得した技能者は安定した需要が見込まれる。
性格特性
慎重で注意深い / 手先が器用で細かい作業が得意 / 責任感が強い / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
溶接オペレーター → 溶接技術者 → 溶接品質管理 → 製造ラインリーダー → 工場長
必須スキル
シールドガス制御 / 半自動溶接機操作 / 安全装備管理 / 溶接ビード検査・仕上げ / 溶接条件設定
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 標準的な手順に従う作業が中心で創造性はあまり必要とされない。 |
関連資格
- JIS溶接技能検定
- アーク溶接特別教育
- ガス溶接技能講習
別名
- CO2アーク溶接工
- 炭酸ガス溶接工
関連職業
- TIG溶接工
- アルゴンアーク溶接工
- 半自動溶接工
- 溶接工