土木工事現場監督
どぼくこうじげんばかんとく
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 建築・土木・測量技術者
- 小分類 : 土木施工管理技術者
概要
土木工事現場監督は、道路や橋梁、トンネルなどの土木構造物を建設する現場で、工程管理や品質管理、安全管理を行い、工事全体を統括する技術職。
詳細説明
土木工事現場監督は、発注者や設計者、協力会社と連携しながら、施工計画の立案、日々の工程管理、品質検査、安全パトロール、原価管理など工事全般を統括・管理する職種です。現場で発生するトラブルへの対応や法規・規格の遵守確認、作業員への指示・教育、安全衛生の確保も行い、工事を予定通りかつ安全に完了させる役割を担います。気象条件や地盤状況の変化に応じた柔軟な判断力と高いコミュニケーション能力が求められます。
将来性
インフラ老朽化対策や公共投資、災害復旧需要の増加により、安定的な需要が見込まれる。ICT土工など新技術の導入が進み、施工管理の高度化が期待される。
性格特性
リーダーシップがある / 冷静沈着である / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
施工管理技士(2級)取得 → 施工管理技士(1級)取得 → 工事課長/現場代理人 → プロジェクトマネージャー → 建設部門マネージャー
必須スキル
推奨スキル
CAD操作 / ICT土工施工 / コミュニケーションスキル(英語) / ドローン撮影・解析
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 安全・品質管理のため細部の確認が重要。 |
| コミュニケーション力 | 関係各所との折衝や調整が多いため。 |
| 主体性・リーダーシップ | リーダーとして現場を牽引し指示を出す必要がある。 |
| 体力・持続力 | 屋外作業や長時間の現場巡回など体力が必要。 |
| 計画・組織能力 | 工程表作成や資材手配など計画・組織能力が必須。 |
| 問題解決力 | 突発的なトラブルへの迅速な対応が求められる。 |
| ストレス耐性 | 工程遅延や安全リスクなど高いストレス耐性が求められる。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 設計は専門部署が行うことが多く、創造性要素は少ない。 |
関連資格
- 土木施工管理技士(1級)
- 土木施工管理技士(2級)
- 玉掛け
- 移動式クレーン運転士
- 高所作業車運転
別名
- 土木施工管理技士
- 施工管理技士(土木)
- 現場監督
関連職業
- 土木技術者
- 安全管理者
- 建築工事現場監督
- 施工管理技士