児童福祉司

業界・職種

分類

概要

児童相談所で子どもやその家族への相談支援、福祉アセスメント、支援計画の作成・調整を行う専門職。

詳細説明

児童福祉司は、児童相談所に所属し、児童虐待や子育て困難などの相談を受け付け、家族状況や児童の心理・発達状態をアセスメントし、個別支援計画を立案・実施・検証します。必要に応じて医療機関や学校、地域の福祉機関と連携し、多職種チームで支援を行います。また、緊急一時保護や里親支援、児童の家庭への復帰支援など、幅広い支援業務を担い、地域の子どもの安全・福祉を守る役割を果たします。

将来性

児童虐待防止や子育て支援への社会的関心の高まりに伴い、専門人材のニーズは増加傾向。ICTを活用した遠隔相談や多職種連携の重要性もさらに高まる見込み。

性格特性

共感力がある / 冷静沈着である / 向上心がある / 調整力がある / 責任感が強い

労働スタイル

オンコール / チーム制 / 公務員 / 出張訪問 / 日勤

キャリアパス

初任児童福祉司 → 主任児童福祉司 → 児童相談所長補佐 → 児童相談所長 → 自治体福祉部門管理職

必須スキル

アセスメント技法 / ケースワーク / 報告書作成 / 関係機関調整 / 面接技術

推奨スキル

リスクマネジメント / 地域資源活用 / 多職種連携 / 家族療法 / 心理学知識

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
変化への適応力	利用者の状況が刻々と変化するため。
分析・論理的思考力	家庭状況やリスクを的確に判断する必要があるため。
注意力・正確性	児童虐待兆候の見落としを防ぐため。
コミュニケーション力	利用者や関係機関とのコミュニケーションが不可欠なため。
計画・組織能力	個別支援計画の立案・実行において組織的計画能力が必要なため。
問題解決力	多面的な問題解決策を提案する必要があるため。
ストレス耐性	相談業務で心理的負担が大きいため。
協調性・チームワーク	チームで連携し支援を行うため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
数理・定量分析力	統計分析より現場支援が主であるため。

別名

ケースワーカー（児童）
チャイルドソーシャルワーカー

キーワード

リスク評価個別支援計画児童相談所児童虐待家族支援関係機関連携面談