熱処理工（化学繊維製造）
ねつしょりこう（かがくせんいせいぞう）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 化学製品製造工
概要
化学繊維製造工程において、原料を熱処理装置で加熱・冷却し、繊維の物性を調整する作業者。
詳細説明
熱処理工（化学繊維製造）は、ポリマー原料を溶融・押出し後の繊維を熱処理炉に投入し、適切な温度と時間で加熱・冷却を行うことで繊維の強度や伸度などの物性を調整する専門職です。装置の立ち上げ・操作、温度やテンションの設定、製品の引張試験や寸法測定などの品質検査、設備保全、記録管理、安全衛生管理を担います。作業はシフト制で行われ、高温環境下での作業や重機を使用する場面があり、体力や正確性が求められます。生産ラインの他部門と連携しながら安定した生産を維持します。
将来性
製造プロセスの自動化・高度化が進む中、装置の制御技術や品質管理能力を持つ熱処理工の需要は安定しているとみられる。また、環境規制強化への対応で省エネルギー技術の知見も求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
熱処理工 → 製造ラインリーダー → 生産管理 → 品質管理 → 製造技術者 → 工場管理職
必須スキル
推奨スキル
チームワーク / トラブルシューティング / 安全衛生管理 / 機器メンテナンス
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的な作業が中心で新たなアイデア発想は少ない。 |
関連資格
- 危険物取扱者乙種第4類
別名
- 熱処理作業者
- 熱処理技術者
関連職業
- 化学繊維製造工
- 化学製品製造工
- 熱処理加工工