化学肥料検査工
かがくひりょうけんさこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品検査工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 化学製品検査工
概要
化学分析装置を用いて化学肥料の成分・品質を検査し、規格に適合しているかを判定する職種。
詳細説明
化学肥料検査工は、農業用肥料の品質保証のため、試料採取から分析・評価、検査結果の記録までを担当します。主要な作業は、肥料中の窒素・リン・カリウムなどの活性成分や水分含有量、pH値、重金属等の不純物検査です。分析機器としては分光光度計、原子吸光光度計（ICP）、クロマトグラフィーなどを操作。試験方法は公的規格や社内基準に準拠し、データの精度を確保します。検査結果は製造部門や品質保証部門と連携し、製品の合否判定や不具合原因の追究、改善提案にも関与します。作業中は化学薬品や粉塵を扱うため、試験方法や安全管理の知識が必要です。
将来性
食品や医薬品など他分野への分析ノウハウの応用や自動化・AIによる分析プロセスの高度化により、検査技術者の専門性が一層重視される見込み。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
検査担当者（ラボスタッフ） → 品質管理技術者 → 品質保証マネージャ → 製造技術・研究開発職
必須スキル
推奨スキル
化学肥料法規 / 品質管理手法（QC） / 統計解析 / 英語文献読解
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 新製品開発より既存規格への適合検査が主で、発想力はあまり必要とされないため。 |
関連資格
- 危険物取扱者（乙種第4類）
別名
- 肥料検査技術者
関連職業
- 化学製品検査工
- 品質管理（QC）
- 研究開発技術者