はい付け工（船内荷役）

業界・職種

分類

概要

船舶の船内でコンテナや荷役用の貨物を積み込み・荷下ろしし、安全かつ効率的に固定・配置する作業を行う職種。

詳細説明

はい付け工（船内荷役）は、港湾に入港した貨物船の船内で、コンテナやばら積み貨物をクレーンやフォークリフトなどの荷役機械、及びロープワークを用いて積み込み・荷下ろしし、適切に固定・配置する作業を担う。荷崩れや損傷を防ぎつつ、船舶運行の安全を確保するための注意力とチーム作業が求められる。安全手順やコミュニケーションを遵守しながら、天候や潮流などの環境変化への対応も必要となる。

将来性

港湾の自動化・効率化が進む一方で、狭い船内での高い安全意識と緻密な荷役技術を持つ作業員の需要は引き続き見込まれる。

性格特性

体力がある / 協調性がある / 慎重で注意深い

労働スタイル

シフト / 屋外作業

キャリアパス

荷役作業員 → チームリーダー → スーパーバイザー → 港湾運営管理者

必須スキル

ロープワーク / 仕分けラベリング / 荷役機械操作

推奨スキル

CAD図面読解 / コミュニケーションスキル（英語）

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	貨物の固定不足や誤配置は安全事故や損害につながるため。
体力・持続力	長時間の重労働や不安定な船内環境での作業が多いため。
協調性・チームワーク	複数人で連携して荷役を行うため、協調性が非常に重要であるため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
分析・論理的思考力	複雑な分析や論理的思考は多く求められないため。
創造性・アイデア発想力	新たな発想や創造性よりも手順の遵守が重視されるため。
数理・定量分析力	高度な数理分析を行う場面は少ないため。
計画・組織能力	指示に基づき作業を行うため、計画立案能力はそれほど必要とされない。

キーワード

クレーンコンテナロープ結束船舶荷物の積み下ろし