缶詰工(食品缶詰製造)

かんづめこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

金属缶を用いて野菜・果実・魚介類などの食品を前処理・充填・密封し、加圧加熱殺菌および検査・包装を行う製造職。

詳細説明

缶詰工は、原材料の洗浄・選別・カット・味付けを経て、金属缶に食品を充填、密封後、レトルト殺菌(加圧加熱殺菌)を実施する。殺菌後は温度・時間の管理記録を確認し、外観検査や異物検査を行って品質を保証する。製造ラインの充填機・殺菌釜・缶洗浄機などを操作し、微生物検査や衛生管理手法(HACCP)に基づく作業を徹底する。自動化設備のトラブル対応や保守点検も担当し、ラインリードや品質管理部門と連携して生産性と安全性の向上を図る。長時間の立ち作業や重量物の取り扱いがあり、交替制勤務が一般的。

将来性

国内の食生活の多様化や品質安全への関心の高まりにより、衛生管理や自動化設備の導入が進む。労働力不足対策で自動化・ロボット化が加速するが、高度な機械操作者の需要は維持される見込み。

性格特性

丁寧で礼儀正しい / 協調性がある / 忍耐力がある / 衛生意識がある

労働スタイル

シフト / 制服着用 / 夜勤 / 工場勤務

キャリアパス

製造オペレーター → ラインリーダー → 生産管理 → 品質管理 → 工場主任

必須スキル

品質検査 / 機械保全(簡易) / 機械操作 / 衛生管理(HACCP) / 重量計測

推奨スキル

PLC制御 / データロギング解析 / トラブルシューティング(自動化ライン) / 機械保全(簡易メンテナンス)

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微量の異物や温度・時間のずれが製品品質に影響するため。
体力・持続力 長時間の立ち作業や重い缶などの取り扱いがあるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 定型業務が中心で柔軟な発想を求められる機会は少ない。

関連資格

  • ボイラー技士(2級以上)
  • 危険物取扱者(乙種)
  • 食品衛生責任者

別名

  • 缶詰加工工
  • 缶詰製造工

関連職業

  • ジャム製造工
  • 冷凍食品製造工
  • 瓶詰め工

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