カミール工
かみーるこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : パルプ・紙製品製造工
概要
カミール工は、抄紙機で形成された紙に塗工機を用いてコーティング剤を塗布し、製品の機能性や耐久性、外観を向上させる製造職。
詳細説明
カミール工は、抄紙機で作られた紙に対し、塗工機（コーター）を操作して塗料やコーティング剤を塗布し、耐水性や耐摩耗性、光沢などの機能を持つ高付加価値紙を製造する職種です。塗布条件（厚さ、速度、圧力）を設定し、原料の調合や品質検査を行い、機械の保守点検やトラブル対応、製造記録の管理も担当します。ライン作業の一環としてチームで協働し、安全衛生手順を遵守しながら生産効率と品質の維持向上を図ります。
将来性
製紙業界では自動化・省人化が進む一方、包装材や機能性紙の需要増加に伴い、高付加価値製品の製造技術は重要性を維持。ラインオペレーターの需要は減少傾向だが、品質管理や生産技術分野での専門性が求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
現場オペレーター → 班長（ラインリーダー） → 生産技術者 → 品質管理担当 → 工場長
必須スキル
コーティング原料調合 / 品質検査 / 塗工機操作 / 安全衛生管理 / 機械点検保守
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 主に定型作業が中心で、新規発想の機会は少ないため。 |
| 数理・定量分析力 | 高度な計算よりも簡易な目盛り管理が中心のため。 |
別名
- パルプ工
- 紙加工工
- 製紙工
関連職業
- パルプ工
- 化学製品製造工
- 樹脂製品製造工
- 紙加工工
- 製紙工