ビル設備管理見習

びるせつびかんりみならい

業界・職種

建築・土木・設備

分類

概要

ビル内の空調、電気、給排水、消防・防災など多様な設備の点検・保守・運転管理を学びながら技術を習得する職種。

詳細説明

ビル設備管理見習は、オフィスビルや商業施設などの建築物に設置された空調設備、電気設備、給排水衛生設備、消防防災設備、エレベーターなどの機器について、先輩管理員の指導を受けながら日常巡回点検や簡易修理、定期点検補助、記録・報告書作成、業者対応、緊急時の初期対応などを行い、専門知識と技能を習得する職種です。将来的には設備運転計画の策定や省エネルギー対策、BMS運用、法定点検立ち合いなどを担うビル設備管理員へとステップアップします。高所・狭所作業や夜間当直を含む業務には、安全意識と体力、正確さが求められます。

将来性

高齢化社会による老朽化ビルの増加や省エネ法強化で設備管理技術者の需要は安定的に続く見込み。IoT・AIを活用した遠隔監視システムの導入が進んでいる。

性格特性

几帳面である / 好奇心や探究心がある / 忍耐力がある / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / 夜間当直 / 巡回 / 常駐

キャリアパス

ビル設備管理見習 → ビル設備管理員 → 主任設備管理技術者 → 施設管理マネージャー → ビル総合管理責任者

必須スキル

基本的な工具・測定器の使用 / 消防設備点検 / 空調設備運転管理 / 給排水衛生設備の維持管理 / 記録報告書作成 / 電気設備操作

推奨スキル

BMS操作 / CAD(設備図面読解) / IoT基礎 / 英語技術文書読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 設備の異常を早期に発見するため、細部まで注意を払う必要がある。
専門知識習得・学習意欲 多岐に渡る専門知識を習得し、現場で応用するため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 既存の手順に従って作業を行うことが多く、創造性はあまり求められない。
数理・定量分析力 高度な数理分析よりも基本的な計測値の読み取りが中心のため。

関連資格

  • ボイラー技士2級
  • 消防設備士乙種
  • 第三種冷凍機械責任者
  • 第二種電気工事士

別名

  • ビル設備管理アシスタント
  • 設備管理見習

関連職業

  • ビル設備管理員
  • 建築設備施工管理技士
  • 設備メンテナンス技術者

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