建築確認検査員
けんちくかくにんけんさいん
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 建築・土木・測量技術者
- 小分類 : 建築技術者（設計・施工管理を除く）
概要
建築基準法に基づき、設計図書や現場の検査を通じて建築物が法令に適合しているかを確認・検査する専門職。
詳細説明
建築確認検査員は、建築基準法及び関連法令に基づき、建築計画の段階で提出された図面や申請書類を審査し、基準適合性を判断します。現場においては、基礎工事や中間工程、完了時の現場検査を実施し、不適合箇所について是正指示を行い、適合証（確認済証）を発行します。行政機関や民間の確認検査機関に所属し、設計者や施工者と調整を図りながら業務を進めます。リスク管理や記録管理が重要であり、最新の法令改正や技術動向を常に学習し続ける姿勢が求められます。
将来性
法規制の強化や耐震性・省エネ基準の高度化に伴い、建築確認検査員の需要は安定しており、BIMやドローンを活用した業務効率化などDX化の進展が期待される。
性格特性
コミュニケーション能力がある / 公正さと客観性がある / 忍耐力がある / 責任感が強い
労働スタイル
デスクワークと現場併用 / 出張 / 民間検査機関勤務 / 行政機関勤務 / 裁量労働制
キャリアパス
確認検査員補助 → 建築確認検査員 → 課長・部門責任者 → 品質管理・審査部門統括 → 独立開業・コンサルタント
必須スキル
推奨スキル
BIM活用 / CAD図面操作 / コミュニケーションスキル / モバイル端末操作
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 既存の法令基準に基づく業務が中心で、発想力より規範遵守が重視されるため。 |
関連資格
- 一級建築士
- 二級建築士
- 確認検査員資格
別名
- 建築検査員
- 法令適合判定員
- 確認検査員
関連職業
- 一級建築士
- 二級建築士
- 建築施工管理技士
- 設備検査員