仏具彫刻師（木製）
ぶつぐちょうこくし
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 木製品製造工
概要
仏具彫刻師（木製）は、仏壇や仏像などの木製仏具に彫刻装飾を施す職人。
詳細説明
木製の仏壇や仏像、経机などの仏具に対して、図案に基づき彫刻刀や回転彫刻機などを用い、装飾的な文様や細部の彫刻を行う。素材選定から下地処理、彫り、仕上げ、塗装や金箔張りなどの後工程までを担当し、伝統技法を守りつつ新しい意匠にも対応する。仏教美術の知識や木材の特性理解が求められ、完成品は寺院や家庭の祈りの場を飾る重要な要素となる。
将来性
高齢化による後継者不足が課題であり、伝統技術の継承やデジタル技術を取り入れた新製品開発が求められる。
性格特性
忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 美術や工芸に対する興味や関心がある / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
見習い → 職人（本彫り担当） → 仕上げ職人 → 工房主・独立開業 → 伝統工芸士
必須スキル
デザイン図面の読み取り / 彫刻刀操作 / 木材特性理解 / 研磨仕上げ技術
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 細かな彫りの精度が作品の品質を左右するため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 彫刻デザインや意匠に創造的な発想が求められるため。 |
| 体力・持続力 | 長時間作業で腕力や持久力が必要なため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 高度な数理分析は求められないため。 |
関連資格
- 伝統工芸士
関連職業
- 彫金師
- 木工職人
- 漆芸師