放送装置保全係
ほうそうそうちほぜんがかり
業界・職種
分類
- 大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
- 中分類 : 電気・通信工事の職業
- 小分類 : 電気通信設備工事作業員
概要
放送用送信設備や受信設備の点検・保守・修理を行い、放送の安定運用を支える技術職。
詳細説明
放送装置保全係は、テレビ局やラジオ局の送信所、リレー局などに設置された放送用送信装置やアンテナ、受信機器の保守・点検・調整・修理を行います。定期的な予防保全作業や故障時の緊急対応、機器の校正・調整を実施し、放送品質を維持します。高所作業や屋外作業が多く、電波法や安全規則を遵守しつつ測定器を用いて性能確認を行います。近年はデジタル放送やIP伝送技術への対応も求められ、遠隔監視システムの運用や新技術の習得が必要です。
将来性
4K/8Kなど高精細放送やIP伝送化の進展で高度な専門技術が求められる一方、自動監視システム導入により遠隔保守需要も増加すると予想される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
保全係見習い → 放送装置保全係 → 主任技術者 → 放送技術部マネージャ → 放送局設備責任者
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微細な調整が放送品質に影響するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 最新技術や機器仕様の変化に対応する必要があるため。 |
| 体力・持続力 | 高所作業や長時間の野外作業があるため。 |
| 問題解決力 | 突然の故障原因を迅速に特定・対応する必要があるため。 |
| ストレス耐性 | 放送中の故障対応で迅速な対応が求められるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | マニュアルや手順に基づく業務が中心であるため。 |
関連資格
- 第一種電気工事士
- 第一級陸上特殊無線技士
- 第二種電気工事士
関連職業
- 放送技術者
- 放送機器保守技術者
- 電気通信設備工事作業員