血液検査員

業界・職種

分類

概要

血液検査員は、患者から採取された血液検体を前処理し、自動分析装置や顕微鏡で血球数やヘモグロビン濃度等を測定・解析する専門職。

詳細説明

血液検査員は、検体受領から前処理（遠心分離や希釈など）、自動血球計数装置操作、顕微鏡観察による血液細胞の形態検査、血液化学項目（ヘモグロビン濃度、血小板数、白血球数など）の測定を行う。日常的に機器の保守点検や校正、試薬調整、品質管理（QC）を実施し、正確な検査結果を保証する。検査結果は電子カルテや報告書として医師に提供し、診断支援に寄与する。また、検査室の安全管理や衛生管理を徹底し、コンタミネーション防止に努める。

将来性

高齢化社会の進展に伴い血液検査需要は増加傾向。臨床検査の自動化・AI活用が進む中で専門性が高い技術者の需要は維持される見込み。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 責任感が強い / 集中力が高い

労働スタイル

シフト / 日勤 / 正社員契約社員 / 民間検査機関勤務 / 病院勤務

キャリアパス

臨床検査技師 → 検査室主任 → 検査室管理者 → 品質管理部門担当 → 医療機器メーカー技術担当

必須スキル

検体前処理技術 / 自動血球計数装置の操作 / 試薬調製 / 顕微鏡観察

推奨スキル

品質管理 / 特殊血液検査 / 英語論文読解 / 電子カルテ操作

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
分析・論理的思考力	検体データの傾向や異常値を論理的に判断するため。
注意力・正確性	微細な変化や誤表示を見逃さない注意力が必要。
数理・定量分析力	血液細胞数値や化学成分の定量分析を正確に行う必要があるため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	既定の手順に沿って作業することが多く、独創性は求められにくい。

別名

血液分析技師
血液検査技術者

キーワード

CBC ヘモグロビン検体処理白血球自動分析装置血小板血液凝固赤血球