細菌検査員(医療保健施設)

さいきんけんさいいん

業界・職種

医療・福祉

分類

概要

医療保健施設において患者検体から細菌を分離・同定し、抗菌薬感受性試験などを通じて感染症診断の支援を行う専門職。

詳細説明

細菌検査員は、医療保健施設の検査部門で血液、尿、喀痰などの患者検体を扱い、無菌操作で細菌を培養します。グラム染色や生化学的手法、顕微鏡観察を用いて菌種を同定し、抗菌薬感受性試験を実施して最適な治療薬選択を支援します。検査手技は標準操作手順(SOP)に従い、高い注意力と正確性が求められます。品質管理や検査機器の管理も重要な業務です。

将来性

感染症検査の需要は高齢化と新興感染症への対応で増加傾向にあり、自動化・高感度検査技術の導入が進むことでより専門性と技術力が求められる。

性格特性

几帳面である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 衛生意識がある / 集中力が高い

労働スタイル

チームラボ / 医療施設勤務 / 日勤シフト制 / 衛生管理遵守

キャリアパス

臨床検査技師 → シニア臨床検査技師 → 検査室主任 → 検査部門マネージャ → 臨床研究職

必須スキル

グラム染色 / 微生物培養 / 抗菌薬感受性試験 / 無菌操作 / 顕微鏡観察

推奨スキル

分子診断技術 / 品質管理 / 自動検査装置操作 / 英語文献読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 検査結果の解釈や異常値の分析が正確な診断に直結するため。
注意力・正確性 微量検体の取り扱いや結果判定において高い正確性が求められるため。
問題解決力 培養汚染や検査異常時に原因を究明し是正する能力が必要となるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 規定手順に基づく定型的作業が中心であるため。
体力・持続力 主に室内での実験作業が中心で重労働は少ないため。

関連資格

  • 臨床検査技師

別名

  • マイクロバイオロジー検査技師
  • 細菌学検査技師

関連職業

  • 生化学検査技師
  • 病理検査技師
  • 臨床検査技師

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