制動機取付工(自動車)

せいどうきとりつけこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

自動車の走行を支えるブレーキ部品を組み付け、トルクや位置精度を管理する製造職。

詳細説明

制動機取付工は、自動車のブレーキキャリパー、ディスク、マスターシリンダー、ブレーキホースなど制動機構に関わる部品を組み付ける専門職。トルクレンチや測定工具を用いて規定値どおりに締結し、漏れや作動不良がないか検査・確認を行う。生産ラインでの作業が一般的で、品質管理部門や生産管理部門と連携しながら正確かつ安全に組立工程を進める。

将来性

自動車の電動化や先進運転支援システム(ADAS)搭載に伴い、従来型ブレーキ部品の自動化や高精度組立技術が求められる一方、専門技能を持つ作業者の需要は一定程度維持される見込み。

性格特性

体力がある / 几帳面である / 手先が器用で細かい作業が得意

労働スタイル

シフト / チーム作業 / ライン作業 / 工場勤務

キャリアパス

組立作業員 → ラインリーダー → 生産管理 → 品質管理 → 製造技術職

必須スキル

トルク管理 / マニュアル遵守 / 品質検査 / 測定工具操作(ノギス・マイクロメーター)

推奨スキル

ブレーキ構造 / 品質管理 / 安全衛生知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細な部品の組み付け精度が走行安全性に直結するため。
体力・持続力 立ち作業や工具操作が多く、一定の体力が必要。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 既存の手順に従い作業を行うため大きな発想は求められない。
数理・定量分析力 作業マニュアルに沿った定量管理が主で高度な計算は少ない。

別名

  • ブレーキ取付工
  • ブレーキ組付工

関連職業

  • シャシ組立工
  • 自動車整備工
  • 自動車組立工

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