アスファルト塗布工(防水工事)

あすふぁるととふこう

業界・職種

建築・土木・設備

分類

概要

アスファルトを使用し、建築物の屋上や屋根、床面などに防水層を形成して水の浸入を防ぐ専門職。

詳細説明

アスファルト塗布工は、建築物や土木構造物の防水工事において、アスファルトを加熱・溶融して下地に塗布し、防水層を形成する職種です。施工前に下地の凹凸や汚れを除去し、プライマーを塗布した後、所定温度で溶融したアスファルトを刷毛やローラーで均一に塗布します。規定の厚さと仕上がりを確保しながら、冷却・養生工程を経て防水層を完成させます。高温下での作業や重量物の取り扱い、足場上での作業が伴い、安全衛生管理や施工後の検査も重要です。

将来性

建築物の長寿命化やインフラ維持管理需要の高まりにより安定した需要が見込まれる。施工技術の自動化は進むものの、高度な熟練技術の継承が重要となる。

性格特性

作業に集中できる / 几帳面である / 協調性がある / 忍耐力がある

労働スタイル

チーム作業 / 出張 / 季節変動 / 屋外作業 / 現場作業

キャリアパス

防水工見習い → 防水工職人 → 主任防水工 → 施工管理技士 → 現場監督

必須スキル

アスファルト材料加熱溶融 / 下地処理 / 刷毛・ローラーによる塗布技術 / 塗布厚さ管理 / 安全衛生知識(高温作業・化学物質)

推奨スキル

シーリング施工 / 施工図読解 / 溶接 / 足場組立基礎知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 塗布厚や仕上がりのムラが品質に直結するため。
体力・持続力 高温下での作業や重い材料の取り扱いなど体力負担が大きいため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 作業手順は定型的で創造性はさほど求められない。
数理・定量分析力 厚み管理などの計測は定型的で高度な数理分析は不要。

関連資格

  • 一級防水施工技能士
  • 二級防水施工技能士

別名

  • アスファルト防水工
  • 防水塗布工

関連職業

  • シート防水工
  • 塗膜防水工
  • 防水工

タグ

キーワード