石綿障害防止総合相談員

せきめんしょうがいぼうしそうごうそうだんいん

業界・職種

医療・福祉

分類

概要

石綿(アスベスト)による健康被害の予防と相談支援を行う専門職。

詳細説明

石綿障害防止総合相談員は、石綿(アスベスト)に起因する肺がんや中皮腫などの健康被害を未然に防ぐため、暴露者およびその家族・関係者に対して相談支援を行う専門職です。具体的には、暴露リスクの評価や定期検診の案内、健康管理方法の助言、法的救済制度や補償の紹介、医療機関・行政機関への連携調整などの業務を担います。厚生労働省が定める研修を修了し、登録を受けたうえで活動します。

将来性

石綿による健康被害への関心や法制度の強化に伴い、相談支援の需要は今後も継続すると見込まれる。

性格特性

倫理観が高い / 冷静沈着である / 思いやりがある

労働スタイル

フィールドワーク / 公的機関勤務 / 相談対応

キャリアパス

保健所職員 → 産業保健師 → 公衆衛生専門職 → 行政検診担当官

必須スキル

ヒアリングスキル / 法規知識 / 石綿リスク管理

推奨スキル

ケースマネジメント / リスクコミュニケーション / 医療福祉制度知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 法令や検診データを正確に把握し、細部まで注意する必要がある。
コミュニケーション力 相談者の不安を聴き取り、適切に対応する高い対話力が求められる。
ストレス耐性 重篤な健康被害事例に対応するため、精神的ストレス耐性が必要。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 定型的な相談支援が中心で新規発想は少ないため。
数理・定量分析力 高度な数理分析を行う機会は少ないため。
体力・持続力 主にオフィスや相談窓口での業務のため体力負荷は少ない。

関連職業

  • 保健師
  • 公衆衛生看護師
  • 産業保健師

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