美術品鑑定人
びじゅつひんかんていにん
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : その他の法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 小分類 : 他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業
概要
絵画・彫刻などの美術品について真贋や価値を調査・評価する専門職。
詳細説明
美術品鑑定人は、絵画・彫刻・工芸品などの芸術作品の真贋を判定し、市場価値を評価する専門家です。作品の来歴を調査し、色彩や材質・技法分析、学術文献の照合、証書やサインの検証、さらには科学的手法(赤外線撮影、蛍光X線分析など)を用いて鑑定を行います。また、美術市場の動向やオークション記録を分析し、作品の市場価値を算定します。鑑定書の作成や博物館・ギャラリーへの助言、修復専門家との連携も重要な業務です。高い倫理観と厳密な調査能力が求められ、誤認が大きな損失を招くため、正確性と信頼性が重視されます。
将来性
デジタル技術とグローバル化の進展により、科学的分析手法とオンライン市場分析の需要が増加。専門家への信頼性が高まり、鑑定需要は安定的に推移すると予測される。
性格特性
好奇心や探究心がある / 注意力がある / 誠実である / 論理的思考がある
労働スタイル
オークション会場勤務 / ギャラリー勤務 / フリーランス / 美術館博物館勤務 / 鑑定機関勤務
キャリアパス
アシスタント鑑定人 → 美術品鑑定人 → シニア鑑定人 → 独立鑑定士 → 鑑定機関責任者
必須スキル
推奨スキル
データベース検索 / プレゼンテーションスキル / 外国語 / 科学分析技術
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 作品の真贋判定には論理的分析が必要なため。 |
| 注意力・正確性 | 微細な傷やサインの差異を見逃さないため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 美術史や分析手法が幅広く更新されるため。 |
| 問題解決力 | 来歴不明点や技術的疑問を解決する能力が必要なため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主に調査・分析作業で力仕事は少ないため。 |
別名
- アート鑑定人
- 美術品鑑定士
関連職業
- オークションハウススタッフ
- 学芸員
- 画廊経営者