暗号作成者
あんごうさくせいしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : その他の法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 小分類 : 他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業
概要
データの機密性や完全性を確保するための暗号アルゴリズムを研究・設計・評価する専門職。
詳細説明
暗号作成者(クリプトグラファー)は、機密情報を保護するための新規暗号アルゴリズムやプロトコルを研究・設計する職種です。対称鍵暗号や公開鍵暗号、ハッシュ関数、鍵交換方式の開発から、量子計算耐性暗号の研究、実装評価まで幅広く携わります。標準化機関や学会での論文発表、第三者によるセキュリティ解析、パフォーマンス最適化などを通じて、安全性と実用性を両立させることが求められます。
将来性
デジタル化とサイバー攻撃の高度化に伴い、強力な暗号技術の需要は増大すると予想される。量子計算耐性暗号など新分野の専門家は高い市場価値を有する。
性格特性
好奇心や探究心がある / 忍耐力がある / 慎重である / 論理的思考がある
労働スタイル
キャリアパス
ジュニア暗号技術者 → シニア暗号技術者 → 研究リーダー → 暗号研究部門長 → CTO/CISO
必須スキル
セキュリティプロトコル設計 / プログラミング / 数論代数 / 暗号理論
推奨スキル
ハードウェア実装 / 情報理論 / 暗号標準規格 / 統計解析 / 量子計算
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 複雑な数学的概念を論理的に扱うため。 |
| 注意力・正確性 | 微細な仕様の違いが安全性に影響するため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 新規の暗号手法を発想するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新たな攻撃や技術に対応するため継続学習が必須。 |
| 数理・定量分析力 | 高度な数学的計算や解析が必要。 |
| 問題解決力 | 未知の攻撃手法に対抗する暗号設計で必要。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークで体力負荷は少ない。 |
関連資格
- CISSP
- 情報処理安全確保支援士
別名
- クリプトグラファー
- 暗号エンジニア
- 暗号技術者
関連職業
- セキュリティエンジニア
- 情報セキュリティアナリスト
- 暗号解析者