救急車運転手（消防署）
きゅうきゅうしゃうんてんしゅ
業界・職種
分類
概要
消防署に所属し、救急車を安全かつ迅速に運転し、負傷者や病人を医療機関へ搬送する業務を担う職種。現場での初期対応サポートや車内環境の管理も行う。
詳細説明
救急車運転手は、消防署に所属し、救急車両を運転して傷病者の救急現場へ急行し、必要に応じて救急隊員や救命士と連携して病院までの搬送を行う。緊急走行時には法令に基づく緊急車両通行権を行使しつつ、安全運転を保つことが求められる。現場での資器材準備や患者の固定・搬送補助、車両点検なども担当し、迅速かつ丁寧な対応が必要。夜間や悪天候下、交通混雑時にも冷静に判断し、緊張感の高い環境で業務を遂行する。
将来性
高齢化社会の進展に伴い救急搬送の需要は増加傾向。安全運転技術向上やICTを活用した遠隔モニタリングの導入が進むと予想される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
救急車運転手 → 救急隊員 → 班長（運行管理） → 消防署幹部
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 現場ごとに状況が大きく異なり、即座に適応する能力が求められるため。 |
| 注意力・正確性 | 車両・資器材の整備や患者固定において細心の注意が不可欠なため。 |
| コミュニケーション力 | 隊員や医療スタッフと適切に情報交換し連携する必要があるため。 |
| 体力・持続力 | 長時間の運転や搬送作業など体力的負荷が高いため。 |
| 問題解決力 | 緊急時の交通状況や現場環境の変化に即応して最適な行動を判断する必要があるため。 |
| ストレス耐性 | 命に関わる状況下で冷静さを保ち続ける必要があるため。 |
| 協調性・チームワーク | 救急隊員や医療スタッフと一体となり行動するため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的作業が中心で創造的発想はそれほど必要ない。 |
| 数理・定量分析力 | 運搬業務が主体で高度な数理分析はほとんど不要。 |
関連資格
- 救急救命士資格
- 普通自動車第二種免許
別名
- 救急車ドライバー
- 救急隊員（運転担当）
関連職業
- ドライバー職
- 救急救命士
- 救急隊員
- 消防士