混汞（こう）製錬工（金製錬）
こんこうせいれんこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品）
- 小分類 : 製銑工、製鋼工、非鉄金属製錬工
概要
金鉱石に水銀を混合しアマルガムを生成、加熱蒸発により水銀を除去して金を回収する、非鉄金属製錬の一種。
詳細説明
混汞製錬工は、金製錬の伝統的手法であるアマルガム法を用いて金鉱石から金を抽出する専門職です。主な作業は、粉砕した金鉱石に適量の水銀を混合し、アマルガムを形成した後、遠心分離などで濃縮し、加熱炉で水銀を蒸発させて金を回収する工程を含みます。作業には高温炉の操作、水銀蒸気や排水の管理が伴い、換気設備の整備や防護具の着用が必須です。環境負荷低減と安全管理のため、廃水処理や残渣の適正処理、法規制の遵守が求められます。
将来性
水銀使用の環境規制強化によりアマルガム法は縮小傾向。代替技術への移行が必須で、関連技術者は他製錬法へのスキル習得が求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
製錬工見習い → 混汞製錬工 → 製錬主任 → 製錬技術者 → プラントマネージャー
必須スキル
推奨スキル
品質管理 / 廃棄物処理・環境保全知識 / 法令遵守 / 金属分析装置操作
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | ルーチン作業が中心で新たな発想はあまり求められないため。 |
| 数理・定量分析力 | 高度な数理分析よりも経験的な計量が中心のため。 |
関連職業
- 製銑工
- 製鋼工
- 非鉄金属製錬工