アルミニウム陽極酸化処理工

あるみにうむようきょくさんかしょりこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

アルミニウム製品に対し、電解を用いて酸化膜を形成し、耐食性・耐摩耗性・装飾性を高める表面処理の専門職。

詳細説明

アルミニウム陽極酸化処理工は、アルミニウム製品の表面に電解処理を施して酸化膜を形成し、耐食性や耐摩耗性、装飾性を向上させる専門職です。作業開始前に前処理として脱脂や洗浄を行い、電解槽に製品を浸漬して電圧を印加します。処理後は染色や封孔といった後処理を実施し、品質検査で膜厚や外観を確認します。工程の安定化や不良低減のために装置の管理や電解液の調整、作業手順の改善にも携わります。化学薬品を扱うため、安全衛生管理や環境規制への対応が求められます。

将来性

アルミ部品の軽量性やデザイン需要の拡大に伴い、陽極酸化処理技術への需要は安定的に推移している。環境規制対応や自動化技術の導入が進むため、スキルの高度化が求められる。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 慎重である / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / チーム作業 / 工場勤務 / 立ち仕事

キャリアパス

陽極酸化処理作業者 → 工程管理者 → 生産技術 → 品質管理 → 現場リーダー

必須スキル

品質検査 / 安全衛生知識(化学薬品取扱) / 膜厚測定 / 表面処理装置操作 / 電解液の調製管理

推奨スキル

化学基礎知識 / 工程改善(QC手法) / 染色技術 / 機械保全

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 膜厚管理や異物混入防止のため、細部に注意が必要。
体力・持続力 立ち作業や重量物の取り扱いがあり、体力が求められる。

適性(苦手でも可)

項目 説明
コミュニケーション力 ライン作業が中心でチームとの細かなコミュニケーションは少ない。
創造性・アイデア発想力 ルーチン作業が多く、新しいアイデア発想はあまり求められない。
主体性・リーダーシップ 指示に従って作業を行うことが多く、自発的なリーダーシップは少ない。
数理・定量分析力 簡単な計測値の確認が中心で、高度な数理分析は不要。

関連資格

  • 表面処理技能士(1級・2級)

別名

  • アルマイト処理工
  • 陽極酸化処理工

関連職業

  • めっき工
  • 塗装工
  • 表面処理工
  • 金属研磨工

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