エアーブラシ工(建物を除く)
えあーぶらしこう(たてものをのぞく)
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 生産関連の職業(塗装・製図を含む)
- 小分類 : 塗装工(建物を除く)
概要
エアーブラシ工(建物を除く)は、圧縮空気とエアーブラシを用いて自動車部品や模型、家具など多様な対象に精密な塗装や模様付けを行う職種。
詳細説明
エアーブラシ工(建物を除く)は、自動車部品、プラスチックモデル、金属・プラスチック・木製品などの小~中規模対象に対し、下地処理、塗料の調合・希釈、マスキング、エアーブラシによる吹き付け、仕上げ研磨を行う。色彩感覚と手先の器用さが求められ、作業場の換気や防護具の使用など安全衛生管理も重要である。設備のメンテナンスやトラブル対応、顧客の要望に応じたデザイン製作も担当し、精密で均一な塗膜形成が職務の要となる。
将来性
自動車部品や模型、家具などの小ロット・カスタム塗装分野では職人技術の需要が安定。自動化が進む大量生産分野では減少傾向にあるものの、カスタム・アート分野でのエアーブラシ技術の価値は高まると見られる。
性格特性
几帳面である / 忍耐力がある / 美的感覚に優れている
労働スタイル
キャリアパス
見習い塗装工 → エアーブラシ工 → チーフ塗装技術者 → 品質管理責任者 → フリーランス/独立
必須スキル
推奨スキル
デザインソフト(Adobe) / デザイン制作 / 安全衛生知識 / 色彩理論
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 均一で精密な塗装を実現するため、細部への注意力が不可欠。 |
| 創造性・アイデア発想力 | グラデーションや模様付けなどデザイン的要素が強く求められるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コミュニケーション力 | 作業は個別に行うことが多く、対人コミュニケーションは比較的少ない。 |
| 数理・定量分析力 | 塗料の希釈などで基本的な計算が必要だが、高度な数理分析は少ない。 |
| 協調性・チームワーク | 個人作業が中心で、チームでの協働は少ない場合がある。 |
関連資格
- 塗装技能士(2級)
- 有機溶剤作業主任者
別名
- エアブラシ塗装工
関連職業
- プラモデル塗装工
- 模型塗装工
- 自動車塗装工