鍼師

はりし

業界・職種

医療・福祉

分類

概要

鍼を用いて経絡やツボを刺激し、痛みの緩和や血行改善、自律神経の調整などを行う医療従事者。

詳細説明

鍼師は、東洋医学の理論に基づき、人体の経絡やツボに鍼を用いて刺激を与えることで、疼痛緩和、血行改善、自律神経機能の調整を行う専門職です。患者の症状や体質、身体の状態を診察・カウンセリングし、適切な刺鍼技術を用いて施術計画を策定します。慢性痛(肩こり・腰痛・頭痛)や不眠・自律神経失調症など幅広い症状に対応し、お灸や指圧、漢方など他の東洋医療技術と組み合わせることもあります。国家資格「はり師免許」の取得には、専門学校や大学で解剖学・生理学・東洋医学を学び、臨床実習を経た後に国家試験に合格する必要があります。活躍の場には、鍼灸院、病院・クリニックの鍼灸科、リハビリテーション施設、訪問鍼灸などがあります。

将来性

高齢化の進展により疼痛緩和やリハビリテーションのニーズが増加しており、鍼治療の需要は安定的に推移すると予想される。エビデンスに基づく施術や訪問鍼灸、スポーツ分野への応用拡大が見込まれる。

性格特性

丁寧で礼儀正しい / 冷静沈着である / 向上心がある / 思いやりがある / 観察力に優れている

労働スタイル

パートタイム / 独立開業 / 病院診療所勤務 / 訪問サービス / 鍼灸院勤務

キャリアパス

鍼専門治療院スタッフ → 独立開業 → 病院・クリニック鍼灸科勤務 → スポーツトレーナー → 教育・研究機関

必須スキル

カウンセリング / 無菌技術 / 経絡経穴の知識 / 解剖生理学 / 鍼灸技術

推奨スキル

ビジネスマネジメント / リハビリテーション知識 / 医学知識 / 漢方医学 / 灸法施術

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 細かな手技の正確性が患者の安全に直結するため。
コミュニケーション力 患者との信頼関係構築に必須。
専門知識習得・学習意欲 新しい治療技術や研究結果を継続的に学ぶ必要があるため。
体力・持続力 長時間同じ姿勢で施術を行うため。
問題解決力 個々の症状に応じた施術プランを考えるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
数理・定量分析力 計算業務が少ないため。

関連資格

  • はり師免許(国家資格)

別名

  • はり師

関連職業

  • あん摩マッサージ指圧師
  • きゅう師
  • 柔道整復師

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